父が急逝し母親が鬱病状態で当時4才だった私は放置子だった
お腹減っても母親は仏壇の前に一日中座ってて目の前にたっても私の存在自体忘れられてた
完璧に違う世界行ってた母親が置物にしか思えなかった
親戚も居ないので本当に誰も世話してくれない
お腹を満たすため公園で草とかヘビイチゴとか食べるのが日課
でもある日、女の人に「何してるの」と話しかけられて私はビックリしつつも「これオイシい」とか得意気にしてた
そしてなぜかいつの間にやら私はその人の家に住むことになって新しい母と兄と姉が出来た
当時の記憶はあまりないけどあっという間に生活が変わった
何不自由なく特に姉には過保護なくらい可愛がられて生活してきた
実の母と再会したのは大学卒業式の日
ずっと聞いちゃいけないと思ってたのに生みの親を育ての親が軽い様子で連れてきた
見た瞬間生みの親と解った
育ての母親がずっと色々世話して社会復帰させてくれたと、生みの親が告白して、何で育ての親はそこまでしてくれたのかと聞いたら「もう一人くらい娘欲しかったから浚ってきたんだけどあんたに後から怒られるの嫌だったから手伝ってみた」と笑ってた
精神的にも経済的にも立ち直った生みの親とは一緒に暮らしては居ないけど週に何回か一緒にご飯を食べるようになった
姉からすると「お母さんはノリで行動するだけだから深く考えない方がいい」らしい
育ての母親は宗教家とかじゃないけど自営業でずっと働いて私の生みの親以外にも子分みたいな人が沢山居てこういうのがカリスマなんだろうかとたまに思う