霊尿者はトメと同世代の老人で、しょっぱなから私に文句つけまくる。
もう一昔前のクソトメかくあらんといわんばかりのいいぐさ、「ちゃんとここ拭いて」「あんらー机の拭き方も分からんのかい?」って感じ。
いざ私は実の祖母を呼び出してもらった。
「えーっと、お祖母ちゃんなの?」
「そうだーお祖母ちゃんだよー元気にしてるかー?」
「お祖母ちゃん、私が小学校の手芸の時間で作ったお財布覚えてる?緑のフェルトで、刺繍したの」
「覚えてるさーありがとなーあんな嬉しかった事なんて無いさー今でも大事にしてるよー」
「正月前に毎年コマと羽子板買って来てくれたね」
「お前を喜ばせたかったんだー」
そして霊尿者はトメの言う事をしっかり聞き、服従し、夫を立てて身を粉にして働けといってきた。
呆れて「私お祖母ちゃんに財布あげたことは無い、コマも羽子板も買ってもらった事無いですね。
死んでしまった大好きなお祖母ちゃんを使ってまで私を奴隷にしたいですか?
なんて失礼で自己中心的な人なんだろう、夫もウトもあれほどトメさんを嫌う理由が分かりました!」
と言ってトメを置いて帰った。
霊尿力者は交霊の途中では動けんと言ってて、降りてきた祖母の霊に対して失礼だと言ってる、早く謝りに来いといってるらしいが、バーカウンコ、インチキ金取りババァに自分が都合よければ何でも使う鬼畜ババァ、早く詐欺でつかまっちまえ。